不動産市況

日経新聞に、中古マンションの価格の記事。
東京23区を例に、2013年から7年間の振り返り。
昨年までの7年間は、上昇傾向が続いていましたが、今年の新型コロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言。
4月、5月は取引件数が大幅に減少しましたが、販売の現場では「価格は下がったという感覚は無い」との声が多く聞かれているようです。
札幌でも、売買の動きは多少減少したように思われましたが、価格が下がったという感じは受けていません。
先日、別の記事で海外の投資家やファンドが、価格が安定している日本の不動産の購入を促進する方向という記事もありました。
もう一つ、2013年以降の23区中古マンション、10万件の成約データをもとに、所在区や駅からの距離に分けて分析した結果、駅からの距離に応じた価格の変動が、14年ころまでは駅からの徒歩時間が1分離れると1㎡あたり、約9000円の下落でしたが、ここ数年は約1万4000円もの下落していることが分かった。
つまり、距離による価格差が拡がったことを示します。
今後、新型コロナによる影響が、所得の減少までつながると住宅価格にも影響は出ると思います。
景気の悪化からは少し遅れて不動産への影響となるでしょう。

しかし、海外の投資資金の流入、テレワークによる住宅、職場の郊外への移転。
今まででは考えられないようなことが起きますね。
住宅は、相場の高い、低いはありますがご家族の必要性の時期に応じ、購入できるものを購入するのが私は一番と思いますが、相続までを考えるとできる限り、多くの資産をつぎの世代に残したいので判断が難しいと思います。
情報収集を行い、適切のものを皆様にもお伝えしていきたいとおもいます。

難しい時代ですね…