父の家

先週、当社にてマンションを購入させて頂きました。
そこは、ご年配の男性がお住まいでしたが、病気の為お亡くなりになり、相続した娘さんから「自分たちは自宅はあり、使わないので売却したい。」という趣旨で購入させて頂きました。
ご契約、そして今回の決済と二度お会いしたのですが、売主様は物静かな方で、手続きも順調にお進め頂き、手続きの待ち時間も世間話等を行い、終了。
一緒に銀行を出て、お別れする時、

「父の家を、宜しくお願い致します。」

と、一礼され、振り返ることなくお帰りになりました。

私たちが扱う商品は住宅、不動産ですが、そこにはかけがえのないご家族の思い出があるという事を、改めて実感する瞬間でした。
その想いをしっかり受け止め、より価値を見出していただく方に引き継ぐ、そして、また新しい多くの思い出を培って頂く空間にする為にも、より良い商品にすることを心に刻みます。

相続に関わるものとしても、「不動産通じて、幸せを繋ぐ」ことを、実行していきます。

秋ですね。
これから、寒い季節になりますが、心は温かく過ごしたいと思います。