相続、不公平感が生む対立

新聞の記事に、「相続、不公平感が生む対立」の見出し。

私たちも現場で対峙する内容と同様のことがたくさん記載されている。
相続は、残された配偶者と子でもめることは少ない。
ほとんどが、兄弟姉妹での場合が多い。
どちらかの親がいる場合は、残された財産は親のもの、親の存在が歯止めになり、収まることが多いが、子供だけになるとそれまでの不満が表面化する。
特に、多いのは介護や同居、事業の継承など、一人が様々な負担をしてきた。
しかし、逆に、それにより恩恵を受けていることもある。
立場が違うことにより、見方も変わる。
近くでお世話してきたものにとっては、労働や時間の拘束に対する対価として…
遠くで見守ってきた者にとっては、金銭的な補助があったのでは? 同居していた分、住居費の負担が無い…
一番大事なことは、先逝く人の「思い」では…

その思いを具現化するのが、「遺言」と思います。

不動産相続の勉強会では、「遺言」については、何度もお話ししますが、残された家族の為にも、ぜひ、作成頂きたいと思います。
今回の記事を見ても、改めて重要さを感じます。
4カ月ぶりに、不動産相続勉強会を、来週7月14日(火)から、開始します。
新型コロナ対策の為、通常定員10名を、今回からしばらくは5名に減らし、開催致します。

志村けんさんや岡江久美子さんなど、多くの方がコロナで突然亡くなりました。
私も、中学3年の時に、父を事故で突然亡くした経験から、日々悔いなく生きることを心掛けていますが、いつ何が起こるかは本当にわかりません。
普通の生活がある今だからこそ、遺言等の事前の準備が大事だということを多くの方にお伝えしたいと思います。