相続財産は、どこに?いくら?

新聞の記事に、「相続、親の財産どこに・いくら」を見かける。

相続の準備として一番最初が、どれくらいの財産があるかだと思います。
しかし、その把握が簡単ではない…
専門家として、私もご相談者やセミナー、勉強会でお伝えはするものの、いざ自分の親の財産はというと、近くに住んでいる妹にちゃんと伝えといてねと言うくらい。
細かく聞くのは、当てにしてるのでは?などの誤解を招くのではと積極的に聞きにくい。
しかし、税金がかかるのか?どのように分けるのか?納税資金は現金で足りる?保険や有価証券、預金は本当に全部?などなど、全ては財産状況から始まります。
高齢化が進み、認知症を患う方もどんどん増加している為、今年の7月から、生命保険協会では、「生命保険契約照会制度」が始まりました。また、有価証券についても証券保管振替機構を通じて紹介する仕組みも始まっています。
ただ、銀行の預金や不動産については、まだ整備はされていない為、エンディングノートや遺言等により、引き継ぐ方への情報提供が必要ですね。
新聞の記事のように財産や死後の手続きについてメッセージを残すことが重要です。

誰もがそうですが、自分が亡くなるとは思っていないので、「まだ先で良い」と思っていますが、もう準備しなければと思った時は遅いことがほとんどです。
相続準備に早いという事は無いと思います。
勉強会やセミナーでは円満な相続を行い、幸せな家庭、家族を継続するように早い準備を伝えたいと思います。