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相続によって不動産を引き継いだものの、「どう管理すればよいかわからない」「住む予定がないので持て余している」という声は少なくありません。特に札幌や札幌近郊では、雪による維持管理や空き家対策など特有の課題が存在します。相続不動産を放置すると費用やリスクが増大するため、早めに方向性を決めることが重要です。本記事では、札幌で不動産を相続した後の選択肢と注意点を、売却・賃貸・活用の観点から解説します。
1. 相続した不動産を放置するとどうなる?
相続後に不動産を放置すると、以下のような問題が発生します。
• 固定資産税の負担:居住用住宅の軽減措置が外れ、税額が6倍になる可能性あり。
• 維持管理コスト:雪下ろしや除雪、暖房設備維持費が毎年かかる。
• 倒壊や近隣トラブル:空き家が傷み、近隣から苦情が寄せられるケースも。
• 資産価値の下落:放置すればするほど老朽化が進み、売却価格が下がる。
札幌市では「特定空家」に指定されると行政指導が入り、最悪の場合は解体を命じられることもあります。
2. 売却を選ぶメリット・デメリット
メリット
• 現金化して相続人で分割しやすい
• 維持費や管理の手間がなくなる
• 不動産価格が下がる前に売却できる
デメリット
• 思い出の詰まった家を手放す心理的負担
• 売却益に譲渡所得税がかかる可能性
• 相続人全員の同意が必要で、調整が大変
札幌市内は地価が安定しているエリアも多いですが、郊外では価格が下落傾向にあるため「売るなら早め」が基本です。
3. 賃貸運用する場合のポイント
売却せず、賃貸に出す選択肢もあります。
• メリット:定期的な収入を得られる、相続人間で共有できる。
• デメリット:空室リスクや修繕費が発生。
特に札幌の賃貸運用では、雪による除雪費や凍結防止の設備投資が必須です。賃貸経営をするなら、不動産管理会社に委託するのがおすすめです。
4. 空き家対策と札幌市の補助制度
札幌市では空き家対策が進められており、解体費用やリフォームに関する補助制度が用意されています。
• 空き家利活用補助金:老朽化した空き家を改修し、賃貸住宅やシェアハウスに活用する場合に補助。
• 解体費用補助:危険な空き家の解体を支援する制度。
放置すれば行政指導の対象になり得るため、制度を利用して有効活用や処分を進めるのが得策です。
5. 相続税や譲渡所得税の基礎知識
相続税
• 基礎控除額:3,000万円+600万円×法定相続人の数
• 札幌では地価水準が比較的安定しているため、都心部以外では課税対象にならない場合も。
譲渡所得税(売却時)
• 売却益=売却価格-(取得費+譲渡費用)
• 相続から3年以内に売却すれば「取得費加算の特例」が使える。
税金の扱いは複雑なため、税理士に相談するのが安全です。
6. 不動産会社の選び方と査定の流れ
不動産会社によって査定額が大きく異なる場合があります。
• 選び方のポイント
o 札幌市内の取引実績が豊富
o 空き家や相続物件の取り扱い経験がある
o 売却戦略を具体的に提案してくれる
査定は「机上査定(簡易)」と「訪問査定(詳細)」があり、実際の売却価格は後者に基づくことが多いです。
7. 売却の際に必要な書類
売却を進めるには、相続登記を終えた上で次の書類が必要です。
• 登記済権利証または登記識別情報
• 固定資産税納税通知書
• 相続関係書類(遺産分割協議書など)
• 本人確認書類
相続登記をしていないと売却契約自体ができないため、まずは登記を済ませることが大前提です。
8. トラブルを避けるための注意点
• 相続人全員の合意を得ること
• 売却代金の分配方法を事前に決めておく
• 契約条件(引渡し日・手付金額など)を明確にする
札幌では、兄弟姉妹間の意見対立で売却が進まないケースも多く見られます。調整が難しい場合は弁護士や司法書士に仲介を依頼するとスムーズです。
9. まとめ:札幌の不動産相続後は早めに方向性を決めよう
不動産を相続した後の対応は「売却」「賃貸」「活用」「放置」の4つに分かれます。しかし、放置はもっともリスクが高く、維持費や資産価値の下落を招きます。
札幌特有の課題である積雪や空き家問題を考慮すると、できるだけ早めに方向性を定め、必要に応じて不動産会社や専門家に相談することが大切です。
資産を有効に活かすためにも、一人で悩まず、信頼できる専門家とともに最適な選択肢を探していきましょう。
札幌の不動産相続について詳しく知りたい方は、身近な相続の専門家トップページをご覧ください。




