最終更新日:2026.08.26
札幌で相続した古い家は解体してから売るべき?現況売却との違いを解説

札幌で相続した古い家は解体してから売るべき?現況売却との違いを解説

親や親族から古い家を相続したとき、「このまま売れるのか」「解体して更地にしたほうがいいのか」と悩む方は多いです。

築年数が古い住宅や、長期間空き家になっていた家は、見た目の印象や建物の状態によって売却の進め方が変わります。

ただし、古い家だからといって、必ず解体してから売ったほうがよいとは限りません。解体費用や固定資産税、買主のニーズ、土地の立地などを総合的に考える必要があります。

この記事では、札幌で相続した古い家を「解体して売る場合」と「現況のまま売る場合」の違いを解説します。

古い家でも、そのまま売却できる場合があります

相続した家が古くても、必ず解体しなければ売れないわけではありません。

不動産売却では、建物を残したまま「古家付き土地」として売り出す方法があります。買主が購入後にリフォームして住む場合もあれば、買主側で解体して新築する場合もあります。

現況のまま売却するメリットは、売主が先に解体費用を負担しなくてよいことです。

たとえば、次のような場合は、現況売却を検討できる可能性があります。

・建物の状態が比較的良い
・リフォームすれば住める可能性がある
・土地の需要があるエリアにある
・買主が自分で解体や改修を判断したい
・売主が解体費用を先に出すのが難しい
・早めに売却活動を始めたい

札幌市内でも、地下鉄駅に近い住宅地や生活利便性の高いエリアでは、古家付き土地として検討されることがあります。

解体して更地にすると、印象が良くなることも

一方で、建物の傷みが大きい場合や、室内の状態が悪い場合は、解体して更地にしたほうが売りやすくなることがあります。

更地にすることで、買主が土地の広さや形をイメージしやすくなります。また、古い建物の印象に引っ張られず、住宅用地として検討してもらいやすくなる場合もあります。

解体を検討したいケースは、次のような場合です。

・建物の老朽化が進んでいる
・雨漏りや傾きがある
・室内の傷みや残置物が多い
・建物として使うのが難しい
・近隣への倒壊や落雪リスクがある
・土地としての需要が高い

特に札幌では、冬場の積雪や凍結によって建物への負担が大きくなることがあります。空き家の状態で放置すると、屋根雪、落雪、水道管凍結、外壁の劣化などの問題が出ることもあります。

建物の安全性に不安がある場合は、売却前に不動産会社へ現地確認を依頼し、解体すべきかどうか相談しましょう。

解体費用を先に負担する必要があります

解体してから売却する場合、売主が先に解体費用を負担する必要があります。

解体費用は、建物の構造、広さ、立地、前面道路の幅、残置物の量、アスベストの有無などによって変わります。

また、札幌の場合は、冬期間の工事がしにくい時期もあります。積雪時期を避けて解体する場合、売却スケジュールにも影響することがあります。

解体を検討する際は、次の点を確認しましょう。

・解体費用の概算
・解体後の土地価格
・解体しない場合の売却価格
・売却までの期間
・残置物処分費用
・近隣への配慮
・固定資産税への影響

「解体すれば高く売れる」と思っていても、解体費用を差し引くと手元に残る金額が大きく変わらない場合もあります。

売却価格だけではなく、費用を差し引いた最終的な手取り額で比較することが大切です。

更地にすると固定資産税が上がる場合があります

古い家を解体すると、建物に対する固定資産税は翌年度から課税されなくなります。

しかし、住宅が建っている土地には固定資産税の軽減措置が適用されている場合があります。建物を取り壊して更地にすると、この軽減措置が受けられなくなり、土地の固定資産税が上がることがあります。

そのため、解体後すぐに売却できれば問題が少ない場合でも、売却まで時間がかかると、固定資産税の負担が増える可能性があります。

特に、相続した家を「とりあえず解体しておこう」と進めるのは注意が必要です。

解体する前に、売却の見込み、土地の需要、固定資産税の影響を確認しておきましょう。

空き家のまま放置するリスクも考える

解体に慎重になることは大切ですが、古い家を空き家のまま放置するリスクもあります。

空き家を放置すると、次のような問題が起きる可能性があります。

・屋根雪や落雪による近隣トラブル
・水道管の凍結や破裂
・外壁や屋根の劣化
・雑草や庭木の管理
・不法侵入や防犯上の不安
・近隣からの苦情
・倒壊リスク

札幌では、冬場の管理が特に重要です。誰も住んでいない家でも、除雪や見回り、換気、通水などの管理が必要になることがあります。

売却するか、解体するか、しばらく管理するかを決めないまま放置してしまうと、結果的に費用や手間が増えてしまうことがあります。

判断に迷ったら、解体前に査定を受ける

古い家を解体するかどうか迷ったときは、解体する前に不動産査定を受けることをおすすめします。

査定では、次のような点を確認できます。

・現況のまま売った場合の価格
・解体後に更地で売った場合の価格
・買主がつきやすい売り方
・解体費用を考慮した手取り額
・売却までにかかりそうな期間
・土地としての需要
・建物を残すメリットがあるか

先に解体してしまうと、建物を活用したい買主の選択肢をなくしてしまうこともあります。

一方で、建物の印象が悪く、売却活動の妨げになる場合は、更地にしたほうが進めやすいこともあります。

大切なのは、解体ありきで考えるのではなく、現況売却と更地売却を比較して判断することです。

まとめ|解体前に「手取り額」と「売却しやすさ」を比較しましょう

札幌で相続した古い家は、現況のまま売れる場合もあれば、解体して更地にしたほうが売りやすい場合もあります。

判断する際は、建物の状態、土地の立地、解体費用、固定資産税、売却までの期間を総合的に確認することが大切です。

特に、解体後は土地の固定資産税が上がる可能性があるため、「古いからすぐ壊す」と決める前に、不動産会社へ相談して売却方法を比較しましょう。

札幌で相続した古い家の売却や解体にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。建物の状態や土地の需要を確認しながら、現況売却と更地売却のどちらがよいか、一緒に整理いたします。